【サテライト教室による学校運営の実証事例/共有報告会】3月3日13:30~(一般参加可)
看護師養成における
サテライト教室という「学校運営の新たな現実」
― 実装事例から考える、地域における養成機能のこれから ―
人口減少や若年層の都市部流出が進む中、
地方・中山間地域では、医療・福祉人材を**「確保する」以前に、
「育成する場そのものをどう維持するか」**が深刻な課題となっています。
専門職養成分野においては、
定員未充足、教員確保の困難さ、運営コストの増大などにより、
学校運営そのものが成立しにくくなっている地域も少なくありません。
看護分野で始まっている「実装されたモデル」
こうした状況の中、
看護分野ではすでに、遠隔授業とサテライト教室を組み合わせた養成モデルが
「構想」ではなく実装事例として動き始めています。
鹿児島県・種子島で進められている看護師養成サテライト教室の取り組みでは、
遠隔授業と対面演習・実習を組み合わせた教育設計
行政・医療機関・教育機関の明確な役割分担
奨学金や生活支援を含めた人材育成の仕組み
が組み合わされ、特区制度を用いず、既存制度の枠内で成立しています。
これは、
単なる試行的な取り組みではなく、現実に機能している教育・運営モデルとして共有できる事例です。
政策フェーズに入ったサテライト教育
現在、国(厚生労働省)においては、
看護師等養成所における遠隔授業・サテライト教室を支援するための予算措置が進められています。
また、鹿児島県に限らず、高知県や新潟県など、複数の地域で同様の動きが見られ始めています。
原田学園(鹿児島)への厚生労働省の視察には、看護分野にとどまらず、リハビリテーションや歯科衛生など、
いわゆるコメディカル分野を担当する部署の職員も同行しており、
看護を起点とした横展開の可能性も視野に入れられていると考えられます。
介護分野は、まだ始まっていない
一方で、介護福祉士養成分野においては、現時点で同様の国の動きは確認されていません。
看護と介護では、制度構造や管轄部署が異なるため、同じ流れが自然に介護分野へ及ぶとは考えにくいのが現実です。
だからこそ、
看護分野で実装されている事例を「他人事」として捉えるのではなく、
看護 → 他の医療資格 → 介護分野
へと、どこまで応用・展開が可能なのかを冷静に検証していくことが重要になります。
実証事例を「知る」ための報告会を開催します
こうした背景を踏まえ、
KJK(介護教育基盤機構)では、看護師養成におけるサテライト教室の実証事例について、
事業推進に携わる当事者から直接話を聞く報告会を開催します。
本報告会は、事業化や参画を判断する場ではありません。
あくまで、
看護分野で既に成立している実装事例を正確に理解し、将来、他の医療資格や介護福祉士養成分野において同様の枠組みが成立し得るのかを検
証していくための情報共有・検討の場として実施するものです。
開催概要(予定)
日 時:2026年3月3日(火)13:30~15:00
※実質の説明時間は約60分
開催方法:オンライン(Zoom)
発表者:
中村 直也 氏
(学校法人原田学園 経営企画室長/KJK理事)
主 催:KJK(介護教育基盤機構)
※ 本報告会は録画を行い、後日オンデマンド配信も予定しています。
おわりに
遠隔授業やサテライト教室は、「新しいことを始めるため」の仕組みではありません。
地域における人材養成機能を、これからも維持し続けるための現実的な選択肢の一つです。
本報告会が、
その現実を知り、次の検討へとつなげるきっかけとなれば幸いです。
申込締切:開催日前日まで
【お申込み】 ※下記メールフォームより

録画配信について
本報告会は録画を行い、後日、オンデマンド配信(会員限定)を予定しています。
※ 当日ご参加が難しい場合でも、後日視聴いただくことが可能です。







