中国・北京訪問レポート(その1)
中国・北京訪問レポート(その1)
2026年4月8日〜11日|現地施設視察と実習下見

キャプション:北京市内の認知症専門施設を訪問。落ち着いた環境とゆとりある設計が印象的でした。
2026年4月8日から11日にかけて、中国・北京を訪問しました。
今回の訪問は実質2日間ほどの短い日程ではありましたが、非常に内容の濃い、大変有意義な時間となりました。
今回の大きな目的の一つは、来月から予定している現地実習に向けた下見です。
現地の施設環境や教育体制、受け入れの実情を自分の目で確認することが主な目的でした。
近年は航空便の減少もあり、今回は関西国際空港経由での移動となりました。移動時間はやや長くなりましたが、北京までの道のりは非常に順調でした。
特に印象的だったのは北京空港のさらなるスマート化です。
入国手続きのデジタル化・効率化が進んでおり、非常にスムーズで、ほとんどストレスを感じることなく入国することができました。
活動1日目|認知症専門施設を訪問
1日目の前半は、認知症専門の介護施設2か所を訪問しました。
規模としては、日本の特別養護老人ホームでいう100床程度に相当する施設でしたが、建物だけでなく周辺環境も非常に整っており、広々とした緑豊かな庭が印象的でした。
全体として落ち着いた雰囲気があり、利用者が穏やかに過ごせる空間づくりがなされていました。

キャプション:利用者が自由に過ごせる開放的な共有空間。居心地の良さが印象的でした。
今回、特に強く感じたのは、利用者に対する過度な制約がほとんど見られなかったことです。
自由な生活動線や自然な関わりが尊重されており、まさにパーソン・センタード・ケアを体現している現場であると感じました。
ケアの中心に「その人らしさ」を据える考え方が、理念だけでなく日常の実践にまで落とし込まれている様子は、大変学びの多いものでした。
金博士との意見交換
今回ご案内いただいた設置者は、日本とスウェーデンで長年介護研究に携わってこられた金博士です。
以前、講演会でご一緒したご縁がありましたが、今回は日本語で直接じっくりとお話を伺うことができ、中国における介護のアプローチや今後の方向性について、大変貴重なお話を聞かせていただきました。

キャプション:金博士と現地施設にて。中国における介護の方向性について貴重なお話を伺いました。
現場を見ながらの意見交換は、来月から始まる実習プログラムを考えるうえでも、大きな示唆を与えてくれる時間となりました。

キャプション:広々とした共有スペース。日常生活の豊かさを支える設計が随所に見られました。
次回は、後半の新規事業拠点視察と中国における介護制度の今後についてご報告します。
(その2へ続く)







